マネジメントとは何か―ドラッカー教授から学ぶ実践に不可欠な<マネジメントの原理>【第11回】ミッションを実現するために必要なこと


11回目となる<マネジメントの原理>ですか、これまで紹介した<マネジメントの原理>はチェーンの様に関連してつながっています。前回あげた「成果」に関する原理も同様です。

前回の原理を再掲します。
<マネジメントの原理11>
成果とは外の世界における変化である

「成果」はドラッカー・マネジメントにおける重要なキーワードであることを前回指摘しました。<マネジメントの原理11>は成果の定義に関するものです。

ドラッカー教授は具体的に次のように記します。
「組織の成果は、 一人ひとりの人間の生活、人生、環境、健康、期待、能力の変化という組織の外の世界に表れる」(『経営者に贈る5つの質問』)といいます。

では、ドラッカー・マネジメントにおける成果の位置づけはいかに?
以下は、これを表した原理です。

<マネジメントの原理12>
マネジメントは自らの組織が目的(ミッション)を果たすために成果をあげる責任をもつ

この原理には以下の<マネジメントの原理3>が深く関係していることを確認して下さい。

<マネジメントの原理3>
組織の目的は社会において特有の役割(ミッション)を果たすことである

目的(ミッション)を実現するためには、成果、つまり外の世界に変化をもたらすことが求められています。具体的には治療院では痛みがとれる、あるいは緩和されるなど、学習塾では成績が上がる、あるいは志望校に合格するなどです。

資源と活動を集中する

原理12を端的に示す教授の言葉があります。

「組織がミッションを実現するには、あげるべき成果を明らかにして資源を集中しなければならない」(『経営者に贈る5つの質問』)といいます。

<マネジメントの原理13>
ミッションを実現するために成果を明らかにし、資源と活動を集中する

外の世界に変化を起こし続けることでのみ、組織の目的は実現することが可能となります。また成果が利益をもたらします。つまり外の世界である顧客に変化があることが利益を手にする条件となります。このように考えると成果は組織存続に不可欠なものです。マネジメントが負うべき責任の基本中の基本の行動原理といえましょう。

 

原理のマネジメントが必要な理由

第1回目は、原理がマネジメントにいかに必要かについて触れています。<方法ではな<原理を手にすること>の大切さについては何度も確認して欲しいと思います。

 

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佐藤 等
<実践するマネジメント読書会🄬>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。 ドラッカー学会理事。 マネジメント会計を提唱する佐藤等公認会計士事務所所長/公認会計士・税理士。 ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。 Dサポート㈱代表取締役会長。 ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。 公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に約70名のファシリテーターを送り出した。 誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。 編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 自身のブログ<ドラッカリアン参上>は連続投稿4000日以上を達成して続伸中雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

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