マネジメントとは何か―ドラッカー教授から学ぶ実践に不可欠な<マネジメントの原理>【第20回】事業を更新しながら組織のミッションを果たし続ける


前回からイノベーションに関する原理に入っています。前回指摘した原理です。

<マネジメントの原理20>は「イノベーションも事業である」でした。さらに<マネジメントの原理21>は「未来の事業を定義する」―「われわれの事業は何になるのか」、「われわれの事業は何であるべきか」でした。

これらの原理は、<マネジメントの原理7>あたりから始まる事業に関する原理をスタートラインとしています。樹木の幹(組織)からわかれた大きな枝(事業)の先にある中くらいの枝がイノベーションというイメージです。アイキャッチ画像に樹木を使っているのは、すべての原理原則が樹系図のように関連して伸びているからです。

さて今日のマネジメントの原理です。

既存のものはすべて古くなる(陳腐化する)
<マネジメントの原理24>

未来は今と異なります。それを変化といいます。変化がなければ既存の事業のままで問題ない訳です。変化があるから既存のものは古くなるのです。これは重要な原理です。

このため既存の事業も必ずいつかは陳腐化します。イノベーションが必要な理由がここにあります。事業は組織の目的を実現する手段(マネジメントの原理6)ですから、目的の実現にはイノベーションは欠かせないことになります。

組織の目的(ミッション)を実現するために事業を更新していく過程で必要になる方法がイノベーションです。ブリジストンは、最初縫製業から起こし、足袋の専業者となり、滑らない足袋底の開発からゴムに関する知識を蓄積して、タイヤメーカーとなりました。その歴史はイノベーションの歴史そのものです。

原理のマネジメントが必要な理由

第1回目は、原理がマネジメントにいかに必要かについて触れています。<方法ではな<原理を手にすること>の大切さについては何度も確認して欲しいと思います。

 

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佐藤 等
<実践するマネジメント読書会🄬>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。 ドラッカー学会理事。 マネジメント会計を提唱する佐藤等公認会計士事務所所長/公認会計士・税理士。 ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。 Dサポート㈱代表取締役会長。 ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。 公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に約70名のファシリテーターを送り出した。 誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。 編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 自身のブログ<ドラッカリアン参上>は連続投稿4000日以上を達成して続伸中雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

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