その名の通り、オンライン読書会とは、WEB会議を活用した読書会である。ビジネスパーソンを中心に人気を集めている。オンライン読書会では、事前に決められた課題図書を読み合ったり、感想や意見をアウトプットしたりするのが一般的だ。
近年ではZOOMによるオンライン読書会が主流となっている。SNSで周知することができ、場所の制限がないため、個人レベルで気軽に開催できるし、参加も容易で、かなりオープンである。参加無料の敷居の低いオンライン読書会もあれば、有料のサロン型読書会も存在する。
この記事では、全国でオンライン読書会を主催する「Dラボ」が、オンライン読書会のメリットや継続する意義について解説する。
オンライン読書会は、「もっと成長したい」「ビジネスで成果を出したい」「読書習慣をきっかけに自分を変えたい」という人にぴったりだ。
とくにオンライン読書会は、もともと読書が苦手な人ほど向いている。新しい自分を発見するチャンスにもなるし、なにより励まし合う仲間ができるのは、なによりの財産になる。
オンライン読書会は、場所にとらわれないため、ハードルが低く、最初の一歩を踏み出しやすい。なので、この記事を読んで少しでもオンライン読書会に興味を持ったら、ひとまず無料トライアルで参加してみたほうがいい。その小さな一歩が、仕事人生を変える大きな一歩になるかもしれないのだから。
記事の終盤では、ちょっとした好奇心で読書会に参加したのがきっかけで、大きな成果をあげた読書会の実例も紹介する。ぜひ最後まで読んでほしい。
目次
オンライン読書会に参加するメリット
- 場所にとらわれず気軽に参加できる
- 有名な読書会にも参加できる
- 全国の人と交友関係がつながる
- 参加しやすいので複数掛け持ちできる
- 読書習慣を継続できる
- わかりにくい箇所を教えてもらえる
身の回りで読書仲間を見つけるのは、意外に難しい。だが全国でつながりを持てるオンライン読書会なら、そこにいけば必ず仲間がいる。指定の本を読み進めるなら、なおのこと心強い。「読書習慣を身につけようと思っているが、なかなか継続できない」という人は、リアル読書会よりも、オンラインのほうがぴったりかもしれない。
そもそも読書会の効果はあるのか
①読書が苦手でも読み進められる
わからないところを素直に聞いたり、教えてもらったりできるのは、読書会ならではの強みだ。参加者それぞれの意見を聞けるので、解釈の偏りを防ぐこともできる。また、人の意見を取り入れることで、一人で読むよりもはるかに理解力が高まるのもメリットだ。
②アウトプットの能力が向上する
読書会は、インプットとアウトプットを両立できるのが魅力だ。読むという行為はインプットだが、これだけでは読書の効果も半減である。本に書いてあることを実行し、成果を出す。その実践内容を参加者に報告し、フィードバックをもらう。この習慣を繰り返せば、たった1冊の本で、100冊を読む以上の効果を得ることができる。
③要約能力が向上する
「けっきょく何が言いたかったの?」を自分の言葉に変換することは、ビジネスで非常に強力な武器となる。要約力は、物事の本質を掴む能力と直結する。物事の本質を掴めるようになれば、伝える力も向上する。質の高い報告書や企画書を作成できるようになるし、商談や会議でも活かすことができるだろう。
オンライン読書会に参加する際は目的をしっかり持とう
オンライン読書会は継続が何より大事だ。一回参加しただけでは、本当の意義を理解できない。では、オンライン読書会を継続するコツは何なのだろうか。
まずは、オンライン読書会に参加する目的を明確にしておこう。つまり、「読書会に継続して参加して、どのような変化を期待するか」ということだ。「この読書会で何を学び、実践し、成果を出すのか」というところまで明確にできれば、あなたはきっと、オンライン読書会で新しい世界をひらくことができるだろう。
オンライン読書会は無料と有料どっちがいい?
初めてオンライン読書会に参加する人にとって、無料か有料かは気になるところだ。
結論をいうと、継続する意思がある、あるいは本気で学ぶ意欲があるなら、有料型のオンライン読書会のほうがいい。
なぜなら、無料型だと、そのハードルの低さがかえってモチベーションを削いでしまう可能性があるからだ。無料がダメというわけではない。無料でも素晴らしい読書会はたくさんある。
だが無料であれ、有料であれ、あなたには、ぜひともオンライン読書会を継続してほしい。比較すると、継続する確率が高くなるのは、やはり有料タイプだ。
心理学的にいうと、人間には、得をするよりも、損をしないように行動するという性向があるらしい。その意味では、お金を払ってオンライン読書会に参加するほうが、継続する動機のひとつになりうるだろう。
もちろん、何の体験もなしに、いきなり有料参加するのは抵抗があると思う。そこでおすすめなのが、無料のトライアルがあるオンライン読書会だ。有料の読書会は無料体験してから決めると後悔が少ない。私たちDラボも、無料のトライアル読書会を推奨している。
読書嫌いが読書家よりも成果を出した!?成果を求めるすべてのビジネスパーソンに。
わたしたちDラボは、“マネジメントの父”ことピーター・F・ドラッカーの読書会を運営している。ドラッカーの読書会は、経営者だけでなく、マネジャーや新人までが、互いの興味・関心・視点での違いを意識しつつ、成果をあげるためのマネジメントを学び合う場だ。
この読書会では、読書が苦手だった人が、ドラッカーを読み込んで、ビジネスで大きな成果をあげている。
実際にドラッカーの読書会で成果をあげている読者のインタビューを紹介しよう。
ドラッカーの教えを一言で表すなら、ビジネスに役立つ強力なツール。読んでいるときに“ビビッ”ときた項目を実践すれば、すぐに効果がでてくるんです。しかも、いつ読んでも新しい発見がある。その時々によって、置かれている状況や、悩んでいることは違いますから、読むたびに実践内容が更新されていくんです。
だから僕は、いつもドラッカーの本を持ち歩いて、時間さえあればページを開いていますよ。たとえば朝なんかにね。読むのは10~15分くらいでもいいんです。ザッと読んでみて、「あ、これいいな。やってみよう」と思ったら、すぐにやってみる。そして成果が出たら、周りの人やスタッフに共有してどんどん広めています。
いうなればドラッカーの本は、経営やビジネスに役立つ道具箱のようなものです。現在の状況や悩みを解消するツールを選んで使ってみるという感覚で、ぜひ拾い読み・ナナメ読みをしてほしいなと思います。
僕も昔は「ドラッカーをゼロから100まで勉強しないと意味がないのではないか」と考えていたこともあるのですが、ドラッカーの教えは一つひとつが強力なので、個別具体的に実践しても十分に効果があるのだと気が付きました。
(引用元:引用は一部抜粋しています。【経営者勉強会】「読書が苦手な人」におすすめ。“ツール”としてドラッカーを実践的に使ってほしいですね。【千里堂メガネ】)
このオンライン読書会ではアウトプットをとても大事にしている。実際にわたしたちは、この読書会を通じて、「これまで主体性のなかった社員が自発的に提案をしてくれるようになった」「経営者目線で事業のことを真剣に考えてくれるようになった」という事例をたくさんみてきた。
経営に活かした事例ドラッカーの読書会は、経営者と社員が同じ問題意識をもち、同じ目線で学びあえる貴重な機会だ。
もしあなたが、「リーダーシップを発揮できない」「資金調達が難しい」「人材育成がうまくいかない」「人材が定着しない」「売上が伸びない」「事業の将来に不安がある」「相談相手がいない」と悩んでいるなら、ぜひ一度、社員と一緒に読書会に来てほしい。無料体験も実施中だ。オンラインで開催しているため、全国の経営者やビジネスマンとつながれる貴重な機会にもなるだろう。
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当サイトDラボを運営しております。
ドラッカーを学んだ経営者やビジネスマンが実際に仕事や経営に活かして数々のピンチを乗り越え、成功を収めた実例を記事形式で紹介しています。
また、「実践するマネジメント読書会」という、マネジメントを実践的に学び、そして実際の仕事で活かすことを目的とした読書会も行っております。
2003年3月から始まって、これまでに全国で20箇所、計1000回以上開催しており、多くの方にビジネスの場での成果を実感していただいています。
マネジメントを真剣に学んでみたいという方は、ぜひ一度無料体験にご参加ください。
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